Workshop 02
"おしゃれ"って何?
おしゃれって芸術的?かっこいいの?
いや、そうじゃない。羽生結弦の4回転ジャンプはすごいけど決しておしゃれじゃない。
もっとナチュラルでどこにでもあるような緩い感じで、緊張感なんか全然なくて、普段の生活のごく近くにあるあたりまえ。そういうのが「おしゃれ」なんじゃない?───
勝手に決めた。
It's osharal.
テキトー
きっちりすると疲れる。ザツでいい。急ぐとかアセるとか、そういうのはナシ。
目標とか達成、承認とか評価。こういうのに縛られないでだらーっといく。
まっすぐじゃなく曲がってていいし、大きさが合ってないのもいい。失敗も成功もない。
Osharal!
オフ
仕事中がオン、定時になればオフ。みんなでいるときがオン、ひとりでいるときがオフ。「ひとりで休日」の雰囲気、これが重要。
時計を見ない、メールに返信しない、あいづち打たなくていい。わー、もうこれだけで楽しい。
猫と遊ぶ。おなかすいたら食べる、最後はビール!そして眠くなったら寝る。これがオフ。
Osharal!
でも、おしゃれグッズ
ガラス瓶、多肉植物、クレヨン、ビー玉、赤ちゃんの手、ネコ...こういう癒しグッズはめいっぱい取り入れる。
ダイソーとかでもこの手のおしゃれグッズが手に入る。いい時代だ。赤ちゃんとネコは売ってないけどね。
Osharal!
ダメも決めた。
It's disosharal.
STRIGHT AND ALIGNED
まっすぐ、揃っている
ちゃんと揃っている状態はおしゃれじゃない。
並べるならちょっとズレているように、たくさん持ってくるなら大きさがまちまちになるのがいい。
POLITE AND POLITE
マジメ
「自分がちゃんとしているんですよ感」が見る側に伝わるとおしゃれじゃなくなる。
カッコわるく、雑で、ふざけている。こういうのを前に出していく。
GOAL AND PURPOSE
目的がある
意味や目的がハッキリしてるとおしゃれじゃない。
何の意味があるの?とか、これ別に要らない!とかそういうほうがいい。
GETTING TENSE
緊張感
怖いとか、エグいとか、目が離せないとか、緊張するような表現はしんどい。ゆるくて、楽チンな状態じゃないとダメ。シャープじゃなくフワっとする。
Let's
get
Osharal!
誰でもおしゃれ写真
おしゃれ写真を撮りたいけど、どうするのかわからない。やみくもに試すのも面白いけど、やっぱりきっかけは大切かも。
こうするとか決めちゃいけないけどWDM48流のおしゃれ写真の撮り方を大公開。
01/
明るいところはつぶさない
JPEGで撮ってはイケマセン。撮ってからいじるので必ずRAWで撮る。あと、暗いほうは多少犠牲になってもいいので、明るいほうを「白飛び」しないように撮影。コレ後で効くので大事。
CanonのEOSシリーズなどではD+(高輝度側・階調優先)モードで撮影します。
02/
ホワイトバランスでほっこり
RAW現像の始まり。露出は限界まで上げて、ホワイトバランスはやや「黄色め」にすると、この時点で何だか落ち着いた絵になっていく。
テーマとなっているものを画面いっぱいに拡大してそこだけを見る。それが白飛びしない限界まで明るく露出調整。このとき、テーマ以外の空などが白飛びしても大丈夫。
ホワイトバランスは、黄色に寄せると「ノスタルジー」、緑に寄せると「静か」、青に寄せると「知的」に。
03/
ふわ~り、ふわ~り
コントラストを下げて、シャドウは上げる。ハイライトは下げて、彩度を上げる。このとき!ピンク、薄黄色、うすい水色...こういう色が「白っぽいまま」ではなく「色が着いた!」感じになるまでグイ~っと上げる!
たとえば「ハイライト」を下げると「全体の露出」を上げられます。最も彩度の高い色たとえば「ピンク」の彩度を下げると「全体の彩度」を上げられます。突出している成分の上げすぎ/下げすぎを丸め補正してあげると、全体をどんどん強調できます。これを繰り返して追い込みます。
04/
トリミングで崩す
まっすぐだったら斜めに回転、真ん中に収まっているなら真ん中からずらす。フレームに収まっているならわざと端っこを切る。
ここまでRAWのまま作業してここでJPEGで出力しPhotoshopへ持っていきます。
05/
Kodak Portra 400
レベルを補正してプリント写真風に。黒レベルを持ち上げて真っ黒を無くす。白レベルもチョット下げて「眠い」絵にする。令和だろうが、色は緑や黄色に寄せて昭和の感じに。
写真を一番下のレイヤーにして、その上にレベル補正の調整レイヤーを作ります。黒レベルを30ぐらいまで上げて、さらに色味を黄色や緑へ偏らせます。
06/
さらさらサイン
海外のサイン(signature)はとってもおしゃれなので、これを画面に右下とかに小さく小さく配置。パッと見て読めないぐらいに。...おしゃれ写真の完成!
ベストなのは「本当に手書き」のサインを作って、それをスキャンして張り付けます。難しいようであれば、それらしいフォントで作ることもできます。